【豆知識】フッ素
こんにちは。
福岡県 飯塚市 タカノ歯科医院 院長の鷹野です。
フッ化物利用について
フッ素って歯にいいですか?とのご質問をよく受けますので、種類や効果を少しお話しさせていただきます。一般的にフッ化物利用はむし歯予防に有効と考えられています。
ご自身に合った方法を見つけましょう。
フッ素は歯にいいと言われていますが、一般的にフッ素利用法には大きく3つあります。
むし歯予防効果は、①<②<③の順に大きいと言われています。
①フッ化物配合歯磨き剤・フッ化物配合スプレー
市販のほとんどの歯磨き剤にはフッ化物が入っていますので、手軽に行えます。
歯に吹きかけるフッ化物スプレーもあります。
フッ化物濃度 約1000ppmF
②フッ化物歯面塗布
主に歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士がフッ化物を歯の表面に塗る方法です。
年に3、4回繰り返し塗ると効果的です。
フッ化物濃度 9000ppmF
③フッ化物洗口
フッ化物の入った液で、1分程度ブクブクうがいを週5回または1回行います。
家庭で行うこともできますし、園や学校で行う方法もあります。
特に4歳から中学校卒業まで継続実施をすることで、むし歯予防対策として大きな効果があります。
フッ化物濃度 250、450、900ppmF
いずれも単発的に1、2回行うよりも継続的に行ったほうがより効果があります。
むし歯治療にはお金がかかります。もちろんむし歯予防するにもお金がかかるかもしれません。では、同じお金を使うにしても、予防に使ってむし歯が少ない状態でいることができるほうがいいと僕は思います。
フッ化物利用は体に悪いと考えていらっしゃる方もいますが、規定の量を守れば害はないと言われています。例えば醤油にしてもフッ化物にしても薬にしても適量であればいいけれど、多量にガブ飲みしたら体に毒ですよね。やるやらないは個人の自由です。