歯科医院スタッフブログ
なぜ虫歯は黒い?
みなさんこんにちは 福岡県飯塚市タカノ歯科医院 衛生士の古澤です。
先日、患者様から『なんでむし歯は黒いの?』と質問を受けましたので、ご紹介します。
虫歯は、歯、むし歯菌、糖の3つが揃ったときに、
むし歯菌が酸を作り出し、歯を溶かすことで進行します。
一方で、溶けた歯に唾液などから出るカルシウムやリンなどのミネラルが取り込まれ
再石灰化と言う現象が起きます。
また、歯磨き粉に含まれるフッ素も再石灰化を助けてくれます。
なるべくフッ素含有量が1450ppmの高濃度フッ素入り歯磨き粉を使うことが
むし歯予防には、大切だと言われてますので、皆さんも参考にしてくださいね。
私も使っています😊
虫歯は、脱灰と再石灰化を繰り返しながら少しずつ進行していきます。
その再石灰化の際に黒い色素が取り込まれて着色し黒く見えると考えられています。
さて、皆さんは「虫歯=黒い」と思われていませんか?
虫歯は、乳白色→黄色→茶色→褐色→黒色と変化し、段階を踏んで虫歯は、黒くなっていきます。
上の図のように、色が黒くなればなるほど、重症化し歯を抜かなければならないことも……
そうなる前に、定期検診で早期発見、早期治療で環境の良い口腔内を保ちましょう。