タカノ歯科通信

子どもの食べる機能と歯並び

みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院 歯科衛生士の古澤です。

最近涼しくなって過ごしやすくなり、食欲の秋がやって来ましたね!

大人も子供も食欲旺盛になる季節です。

食べる事は、子どもの成長にとても重要なことです。

特に乳歯が生え揃った3歳くらいからは、歯並びや咬み合わせが食べる事に影響するようになっていきます。

お子さんの食事でこんな事気になりませんか?

食べるのに時間がかかり過ぎる、食べる事が苦手だ、などなど。

もし、こんな事に気づいたら早めの歯科受診をおススメします。

知らないうちに、お口の中に問題があるかもしれません。

 

 癖でお口の中の環境が変わっていく例

生後2ヵ月くらいからはじまる指しゃぶりは、授乳期の頃(9ヶ月~1歳半)には、手と口の発育の為とても大切な行動ですが、

1歳半過ぎても指しゃぶりを癖で続いていると、顎の成長を妨げ前歯が嚙み合わなくなってしまう事があります。

 

前歯が噛み合っていない(開口)

奥歯は嚙み合っていても、前歯がかみ合わず、かじり取りができず、食べるのに時間がかかる

 離乳完了期後の授乳が原因の例

夜の授乳後口腔ケアをしない状態が続くと、徐々に虫歯になっていき食べ物がうまく咬めない

離乳完了期後も寝付かないなどの理由で、夜の授乳を続けていると下顎の前歯から虫歯が徐々に広がって

多数の虫歯(哺乳瓶虫歯、ボトルカリエス)が原因で前歯や奥歯が欠けてしまって、

前歯でのかじり取りや奥歯でよく嚙む事が出来ず食事に時間がかかってしまう。

 

 

                  虫歯の多発

                    前歯や奥歯が欠けてしまって、よく咬む事ができない

 

 舌の動きが原因の例

舌小帯短縮症で、舌の裏側にある膜状の組織が舌の先から歯ぐきに伸びている為に舌の動きが制御される先天性のものです。

特徴としては舌を前に出すと、舌も先端が下の絵のように割れたようになります。

授乳期は、吸いつきが弱いくらいであまり問題は、ないとされていますが、乳歯が生えそろい食べ物を食べる時期になると、

誘導や飲み込みがうまくいかず食事に時間がかかったり、滑舌や発音が気になりだしたりという問題が出てきます。

                  舌小帯が短い

                                                                                        舌が短い為、食べ物が飲み込みづらい

 

口呼吸が原因の例

日頃から口をポカンと開けたまま

 

鼻が悪かったり、癖で口呼吸のまま成長すると唇が閉じない為、唇に押されない前歯と上顎が前にせり出して、

上顎が深くかぶさり(過蓋咬合、出っ歯)下顎の成長と咀嚼の動きを邪魔し、食事がしづらくなってしまいます。

もうひとつの症例は、上記でお伝えした前歯が嚙み合わない(開口)

 

 

このような問題がひとつでも、お子さんに当てはまるようであれば、直ぐに歯科受診を!!

食べる事は子どもの成長に大切なことです。

正しい歯並びや咬み合わせによって食べる事が脳の働きを良くしたり、運動の発育発達にも大きく影響します。

当医院では、虫歯治療だけでなく、お子様が小さいうちから始めるマウスピース矯正治療もおこなっています。

お気軽にご相談ください。

 

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