乳歯の虫歯は抜けるまで待つと危険！その理由とは

2023/02/22

皆さんの中には、乳歯はそのうち抜けるから乳歯が虫歯になっても関係ないと考えている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。実は乳歯の虫歯を放置しておくと、今後生えてくる永久歯に大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。
今回は、乳歯の虫歯を放置してしまう危険性についてご紹介していきます。飯塚市で小児歯科をお探しの方は、お気軽にタカノ歯科医院へお越しください。

乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく進行も早い

乳歯は、永久歯に比べて虫歯になりやすい傾向があります。また、虫歯になってしまうと進行も早いため、虫歯に気づいたころには神経まで虫歯が到達していたという場合が多くあります。
乳歯が虫歯になりやすい原因は、歯の質が永久歯よりも弱いためです。歯が柔らかく、虫歯菌が放出する酸への耐久性が低いため、歯が溶かされやすくなっています。
乳歯の虫歯が進行しやすい原因は、歯の厚みが薄いためです。歯は、エナメル質の内側に象牙質がある構造をしているのですが、エナメル質も象牙質も永久歯と比較すると半分ほどの厚みしかありません。そのため、虫歯が神経に到達してしまう速度が速いのです。

乳歯虫歯を放置することで生じること

・永久歯も虫歯になりやすくなる

虫歯は細菌によって感染していく感染症です。
そのため少しでも虫歯があると、口内には細菌がいる状態になります。そこへ、未成熟の柔らかい永久歯が生えてくると、すぐに虫歯に感染してしまうのです。

・永久歯の成長を邪魔してしまう

乳歯が生えているその下には、今後生えてくる永久歯が埋まっています。しかし、乳歯が歯根まで虫歯になってしまうと、それを伝って永久歯にまで虫歯菌が侵入していき、永久歯の成長を妨害するのです。虫歯菌が到達した永久歯は、生えてきた段階で変色していたり、変形していたりする可能性があります。

・歯並びが悪くなってしまう

乳歯が虫歯になり、予定よりも早く抜けてしまった場合、歯と歯の隙間が長期間できてしまうことになります。周りの歯がその隙間を埋めようと動き出してしまうと、永久歯の生えてくるスペースがなくなり、横向きや斜めに永久歯が生えてくるようになってしまうのです。

・顎の発達が十分にしなくなる

虫歯が神経にまで到達してしまうと歯に痛みが生じます。そうすると、痛みがない方で食べ物を噛むようになったり、食べ物をあまり噛まずに飲み込んでしまったりするようになります。十分な咀嚼を行わないと顎がきれいに発達することができず、不十分のまま成長期を終えてしまうのです。

小児歯科での予防について

・フッ素塗布

フッ素には、歯の質を強化する効果が期待できるため、定期的に歯科医院で塗布することで、虫歯を予防できる強い歯にすることができます。

・シーラント

シーラントは、虫歯になりやすい奥歯の溝に専用のプラスチックを詰めることで、虫歯を予防していく方法です。あらかじめ虫歯になりやすい部分を埋めておくことで虫歯菌を効果的に予防できます。

・定期健診

虫歯や歯の生え変わりについて、歯並びの状況などを確認していきます、定期的に歯科医院で診てもらうことで虫歯を早期発見できますし、未然に防ぐことができます。

・歯磨き指導

歯磨きをしっかり行っていたとしても、適切に磨けていないと意味がありません。お子様は歯磨きが上手くできないことの方が多いため、お子様だけでなく、親御様に向けた仕上げ磨きの方法についてもご説明させていただきます。

飯塚市で小児歯科をお探しなら、タカノ歯科医院へ

今回は、乳歯の虫歯についてご紹介しました。乳歯は虫歯になりやすいうえ、進行が非常に早い傾向があります。そのため、定期的に歯科医院での検診を受けて、早期発見と早期治療が重要になるのです。小児歯科は、お子様でも通いやすい工夫をしている歯科医院が多いため安心してご来院いただけます。飯塚市で小児歯科をお探しの方は、タカノ歯科医院までお気軽にお越しください。

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